【G戦場ヘヴンズドア】完全版の1巻が期間限定で無料!
以前から気になっていたタイトル「G戦場ヘヴンズドア」の完全版1巻が、まんが王国で期間限定無料だったので読んでみました。
全3巻なのでサクッと読めるし、これは最後まで読んでみたいかも。
G戦場ヘヴンズドアのあらすじ
境田 町蔵(さかいだ まちぞう)は、小説家志望の高校生。周りには内緒にしているが、父親は超人気漫画家の坂井 大蔵(さかい だいぞう)だ。
町蔵は母親が家を出て行った時にも漫画を優先した父を嫌っている。だから父の漫画は読まないし、父の漫画が好きな奴も嫌いだ。
とある日、町蔵のクラスメイトの長谷川 鉄男(はせがわ てつお)が教室で漫画を描き始める。なんでも坂井 大蔵の漫画に影響を受けたらしい。
そんな鉄男を馬鹿にする町蔵。しかし、互いの作品を見る機会に恵まれ、いつしか二人は惹かれ合い、共に一つの作品を作ることとなる。
G戦場ヘヴンズドアの登場人物
境田 町蔵(さかいだ まちぞう)
小説家志望の高校生。長身で迫力がある上、ガラも悪く、クラスメイトからは「恐い」と恐れられている。
長らく学校では浮いた存在だったが、クラスメイトの鉄男と漫画を描くようになり、周りとも段々と打ち解けるようになっていく。
長谷川 鉄男(はせがわ てつお)
町蔵のクラスメイト。小学校の時から漫画を描き、周りからは「図画番長」と呼ばれるほど絵が上手かった。しかし、とある事情により、長いこと漫画を描いていなかった。
が、坂井 大蔵の漫画に感銘を受けたこと+家計を助けるために賞金100万円の新人漫画大賞を目指し、漫画を描くことを再開する。
菅原 久美子(すがわら くみこ)
鉄男のことが好きで、鉄男のためなら何でもするという危ない女。彼女の手にかかれば、芋けんぴすら凶器になる。
昔は優秀なバレー選手だったが、怪我をきっかけに引退。バレー選手じゃない久美子はいらないとばかりに、周りは手のひらを返したように冷たくなったが、鉄男は変わらずに接してくれた。
堺田 大蔵(さかいだ だいぞう)
町蔵の父。坂井 大蔵(さかい だいぞう)というペンネームで漫画家をしている。代表作は「俺達の挽歌」。
一見、気難しく見え、息子にも冷たいように見えるが、実は人間的に不器用なだけで、息子のことも大切に思っている。
G戦場ヘヴンズドアの感想
「クラスメイトでコンビを組んで漫画を作るなんてバクマンみたい!」と思いましたが、バクマンよりもG戦場ヘヴンズドアの方が先なんですね。ということは、バクマンはG戦場ヘヴンズドアのパクリか!?w
今でこそ「漫画にまつわる漫画」は珍しくなくなってきた感があるけど、G戦場ヘヴンズドア発表当時(西暦2000年)では、まだ珍しかったんだろうなぁ。
しかし、町蔵みたいに偉大な父を持つと大変だろうな。漫画家になりたくても、自分の父親が鳥山明だったりしたら「どうせ何描いたって親父には勝てないんだ」って、ふてくされちゃうと思います。町蔵が漫画家ではなく、小説家を目指してるのも、そういう理由もあったりして・・・。
正直1巻を読んだだけでは大した感想もないんだけど(つまんなかったワケではない)、何故これだけ語り継がれている漫画なのか知りたいので、2巻以降も読んでみたいと思う。町蔵と鉄男の漫画が賞を取れるのかも気になりますしね。
ところで「G戦場ヘヴンズドア」というタイトルの意味、分からなかったので調べてみたら・・・
タイトルの「G」は、漫画の画材としてよく使われるGペンから。「戦場」は「線上」と掛詞になっている。「漫画の世界という戦場でGペンの線を走らせる中で、数少ない人間だけがその向こう側にたどり着ける境地=『ヘヴンズドア』」という意味である。
・・・とのことです。そんなん解説されないと分からんわっ!!そもそもGペンなんて知ってるの、限られた人間だけだと思うで。